メタバースとは?|注目される理由とメリット・デメリットを解説

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最近よく聞くメタバースって何?

なんで注目されているの?

メタバースの特徴を詳しく教えて!

というお悩みを解決します。

 

この記事では、メタバースとは何なのか?について初心者むけにやさしく解説します。

本記事でお伝えする内容
  1. メタバースとは?(語源・注目される理由)
  2. メタバースの特徴(メリット・デメリット)
  3. よくある質問
  4. メタバースの始め方

 

専門知識なしでも理解できるよう、基礎中の基礎から丁寧に解説をします。

この記事を読めば誰でも、メタバースについてしっかり理解できる状態になるはずです。

 

記事のさいごにはメタバースの始め方(手順)も紹介しています。

興味がある方は、ぜひメタバース体験をお試しくださいね!

 

メタバースとは?

まずは「そもそもメタバースって何?」という疑問にお答えします。

メタバースの語源

メタバースとは、英語の「超越(Meta)」と「宇宙(Universe)」を組み合わせた造語であり、インターネット上の「仮想空間」のことです。

 

Meta(超越)+ Universe(宇宙) = Metaverse(現実ではない別世界)

 

メタバースでは、自分の分身となるアバター(操作できるキャラクター)が3D(三次元)の仮想空間内を自由に移動して、他のユーザーとコミュニケーションを取ったり、現実世界のようなイベントを楽しむことができます。

 

広義には、「どうぶつの森」や「FF(ファイナルファンタジー)14」などのゲームも「メタバース」だと言われます。

 

仮想空間内をアバター(ゲーム内のキャラクター)を操作して動き回って遊べるゲームだからです。

メタバース=アバターを操作できる3次元の仮想空間」だと覚えておきましょう。

 

メタバースとVRとの違い

メタバース(Metaverse)は、「アバターを操作できる3次元の “仮想空間”」です。

 

メタバースイメージ

一方VR(Virtual Reality)は、「メタバースを体験するための “技術”」のことを指します。

同様に「AR」(Augmented Reality/拡張現実)や「MR」(Mixed Reality/複合現実)も、技術のことを指します。

 

VRやAR、MRの技術を使って生み出した空間のことを、メタバースと呼ぶのですね。

 

いま注目される理由

ここからは、メタバースがいま注目されているおもな理由を3つ紹介します。

 

理由①:ビジネスの場になる

メタバースは3Dアバターと仮想空間により、現実世界のような場所を再現できると期待されています。

 

実際にMicrosoftはメタバースに対応した「Mesh for Teams」を発表し、2022年前半にプレビュー版をリリース予定です。

メタバースを利用したMesh for Teamsは、ミーティングや共同作業のリアルな再現を目指して開発されています。

 

また、メタバース内の土地に価値を持たせたり、メタバース内の看板などに広告を設けたりと、仮想空間自体がビジネスの交流を生み出すものとなり得ます。

リモートワークが当たり前になった今、親和性の高いビジネススタイル確立の切り札になると期待されているのです。

 

理由②:大手企業が参入している

メタバースの分野には、いま世界中の大手企業がこぞって参入・巨額投資をしています。

 

もっとも有名なのは、旧・Facebook(フェイスブック)でしょう。

2021年10月にFacebookは、社名を「Meta」(メタ / 正式名称:Meta platforms,Inc.)に変更すると発表しています。

長期的に本気でメタバース事業に取り組むという、強い覚悟のあらわれですね。

 

その他にも、

メタバースに本格参入する世界企業
  1. Microsoft:メタバースサービス「Mesh for Teams」をリリース予定
  2. Disney:CEOがメタバース事業構想を発表
  3. BMW:仮想工場を取り入れ生産効率化

といった、世界中の誰でも知っている企業群がメタバース事業への参入を表明しています。

 

この動きは海外だけでなく、日本も同様です。

日本企業では、ソニーやバンダイナムコなど、大手企業がメタバース領域への投資を加速させています。

 

ニュース記事①:ソニー、フォートナイト運営会社に追加出資 「メタバース」で協業(朝日新聞デジタル)

 

ニュース記事②:バンダイナムコ、メタバースでファンド 30億円投資へ(日本経済新聞)

今後は、メタバース空間を開発する企業だけでなく、関連する機器やサービスを提供する周辺分野の産業も盛り上がることが期待できます。

理由③:NFTと密接に関連している

メタバースにブロックチェーン技術のNFTをかけ合わせることで、仮想空間に存在するもの(アイテムやキャラクター)に価値が生まれます。

NFT(非代替性トークン)であれば、メタバース空間内のデジタルデータの1つひとつに希少性や唯一性が生まれるからですね。

従来のメタバースでは、アバターを介したユーザー同士のコミュニケーションがメインでした。

しかし近年、ブロックチェーン技術を応用することで、仮想空間内のアイテム(ゲームで使用する武器や土地など)やキャラクターをNFT化して取引が可能です。

これによりメタバース内で獲得したNFTアイテムは、NFTマーケットプレイスに持ち出して取引(売却)し、日本円などのお金に換えることができるのです。

いまNFT市場は急激に成長・拡大しています。

この成長するマーケットと密接に関係するメタバース市場もまた、間違いなく成長することが見込めます。

以上のような理由から、いまメタバースは企業からも個人からも大注目の存在となっているのです。

メタバースの特徴

ここからは、メタバースの特徴(メリットとデメリット)について解説します。

おもなメリットは、

メタバースのメリット
  1. 距離の制約なく人と交流できる
  2. 非日常を体験できる
  3. 会社など仕事でも活用できる
  4. お金を稼げる

 

反対に、おもなデメリットは、

メタバースのデメリット
  1. セキュリティ面の不安がある
  2. 対面コミュニケーションが希薄化
  3. 初期投資のお金がかかる場合も…

です。

 

メタバースのメリット

メリット①:距離の制約なく人と交流できる

メリットの1つ目は、距離の制約なく他人と交流できる「コミュニケーションツール」としての役目を果たすことです。

 

メタバースなら、直接対面で会わずともアバターを通じて、言葉や表情、仕草を交えて相手と会話できます。

メタバースを使えば、インターネットがつながる環境でさえあれば、世界中の人と深いコミュニケーションを取ることが可能になるのです。

 

メリット②:非日常を体験できる

メリットの2つ目は、身近に非日常を体験できる「ゲーム性」や「エンタメ性」があることです。

 

メタバースでは、さまざまなイベントに参加したり、普段は直接会えない人と交流ができます。

いつもの日常生活や生活環境では体験できないことが、スマホやPCの画面を通じて一瞬で出来てしまうのです。

メタバースは、単なる現実の再現でなく、新たにつくり上げられたオリジナルな仮想空間です。

現実世界では体験できない、まったく新しい体験ができる場なのです。

 

メリット③:会社など仕事でも活用できる

メリットの3つ目は、会社などのビジネスの現場でも活用できることです。

 

リモートワークが浸透した今、ビデオ会議ツールを使ったミーティングは当たり前の光景となっています。

メタバースは、このビデオ会議の延長線上にある「進化系」のビジネスコミュニケーションツールになると期待されています。

 

メタバースという非日常空間でアバター同士でアイデア創出会議やディスカッションをすることで、これまでの対面やビデオ会議とは異なる雰囲気で仕事ができます。

従来は無かった新しい発想が生まれるきっかけになる可能性があり、各企業、上手なメタバースの活用方法を模索中です。

 

メリット④:お金を稼げる

メリットの4つ目は、企業も個人もお金が稼げるチャンスがあることです。

 

人気のメタバース空間には、多くの人が集まるようになるでしょう。

人が集まるところに、お金は流れ込みます。

たくさんの人が見たり時間を過ごす場所は、高い広告効果を持つからです。

 

今後、企業にとっては、メタバースは自社の商品・サービスを宣伝する場所や売り場となるでしょう。

また個人にとっても、自分の商品をPRしたり、インフルエンサーとして影響力を高めるための重要なツールになると予想できます。

 

メタバースのデメリット

デメリット①:セキュリティ面の不安がある

デメリットの1つ目は、セキュリティ面に関することです。

 

メタバース上では「アバター=自分」です。

アバターの情報が漏れてしまうことは、あなたの個人情報が漏洩することと同義なのです。

 

メタバースを利用して、他人との交流をしたりビジネスをするなら、セキュリティ対策は十分過ぎるくらい徹底しましょう。

「推測しにくい強固なパスワードを設定する」や「ログイン情報は絶対に他人に教えない」など、基本的なことからしっかりやりましょう。

これはメタバースに限ったことではなく、インターネットサービスすべてに当てはまることですね

 

デメリット②:対面コミュニケーションが希薄化

デメリットの2つ目は、対面コミュニケーションが希薄化することの懸念があることです。

 

メタバースはあくまで、インターネットを利用してスマホやPC画面を通じてリモートで他人と交流するツールです。

あまりやりすぎると、現実世界での直接対面コミュニケーションに割く時間もエネルギーも足りなくなってしまうおそれがあります。

 

メタバースは便利で画期的なツールです。

しかし「万能・万全」ではないのです。

上手に付き合う方法(使い方、距離の取り方)を、各自が考えて利用する必要があります。

 

デメリット③:初期投資のお金がかかる場合も…

デメリットの3つ目は、初期投資としてお金がかかる場合があることです。

 

このあと「よくある質問」コーナーで詳しく解説しますが、メタバース体験を快適に満喫するには、高性能PCやVRゴーグルがあることが望ましいです。

1つ数万円以上かかる機材・道具もあり、「せっかく道具を揃えたのに、全然使わずじまいだった…」となっては非常にもったいないです。

 

このようなことにならないよう、初期投資として機材や道具にお金をかけるなら、よく考えて慎重に判断することをおすすめします。

 

以上がメタバースの特徴(メリットとデメリット)です。

 

良い点も悪い点も、それぞれあるのです。

しっかり理解した上で、上手に利用・活用するのが得策ですね。

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