
NFTって、詐欺がおおいって聞くけど…。

だれか、NFT初心者が知っておくべき対策を教えて(涙)
という悩みを解決します。
本記事では、NFT詐欺に遭わないための対策として、
- サイトURLを確認する
- 青色チェックマークを確認する
- Twitterでは「MetaMask」と投稿しない
- DMは基本、無視する
- MetaMaskの文言は翻訳する
- Free WiFiを使わない
という6つの方法を紹介します。
NFT詐欺に遭わないための対策6つ

代表的なNFT詐欺や不正行為は、以下の6つです。
- Google検索上位に偽サイトが表示される
- OpenSeaに偽サイトが表示される
- Twitterで詐欺師が絡んで来る
- DMで偽サイトに誘導される
- MetaMaskで偽メッセージが表示される
- Free WiFi利用時に個人情報を盗まれる
この6つそれぞれへの対策が、冒頭でも紹介した以下6つなのです。
- サイトURLを確認する
- 青色チェックマークを確認する
- Twitterでは「MetaMask」と投稿しない
- DMは基本、無視する
- MetaMaskの文言は翻訳する
- Free WiFiを使わない
このあと順番に、ひとつずつ詳しく解説します。
しっかり知識を身に付けて、詐欺から身を守る防御力を高めましょう!
対策①:サイトURLを確認する
Google検索の1位に、本物そっくりの偽サイトが表示されることがあります。

詐欺サイト運営者が、広告料を払って検索上位表示させているのです!
要注意です。
このサイトにアクセスすると、暗証番号や個人情報、そしてウォレットに保管してあるあなたの資産(仮想通貨)も盗み取られる可能性があります。
偽サイトには、絶対にアクセスしてはいけません!
対策方法は「サイトのURLを確認する」ことです。
- OpenSeaなら「opensea.io」以外は詐欺!
- MetaMaskなら「metamask.io」以外は詐欺!
と覚えておきましょう。



公式Twitterなどに掲載されたリンクから入るのも、手堅く安心です!
URLが正しいかをチェックするクセ・意識付けをしましょう。
一度正しい公式サイトにアクセスしたら、次回以降はブックマークから開くと確実で安心です。
対策②:青色チェックマークを確認する
OpenSeaの中にも、詐欺師がいます。
それは、有名コレクションの偽ページをつくって運営し、価値のない作品(本家のコピーデータなど)を高値で売る人たちです。

OpenSeaの中にも詐欺師がいるのですね。
気が抜けません!
この詐欺を回避する対策は、コレクション名の右横にある「青色チェックマークを確認する」ことです。

このマークは、公式コレクションである証明です。
偽ページでは、このマークがなかったり、異なる位置にマークが置かれたりしているので、この場合は要注意です。
なおコレクションによっては、この青色チェックマークを元々付けていないコレクションもあり、この場合、本物と偽物との区別は困難です。
コレクション運営者のTwitter公式アカウントのプロフィールページにあるURLから飛ぶなどすると、本物のページに辿り着けます。

NFTコレクション運営者の多くはTwitterを利用しています。
これが1番かんたんで確実な方法かもしれませんね!
対策③:Twitterで「MetaMask」と投稿しない

Twitterにもまた詐欺師がいます。

ここにもいるのですね!
詐欺師、恐るべしです…。
試しにTwitterで、「MetaMask」という文字を「英語で」投稿してみてください。
きっと即座に数件のDM(ダイレクト・メール)やリプライが来ます。
ぜんぶ、詐欺です。
日本語で「メタマスク」と投稿しても詐欺メールが来ないところを見ると、海外(英語圏の国々)で横行する詐欺手法なのだと推測できます。
メタマスクの情報を盗み、ウォレットにある資産を盗み出すのでしょう。
対策方法は「Twitterで “MetaMask” と投稿しない」ことです。
言い換えると、「メタマスクという単語を投稿するときは日本語にすること」です。
ハッシュタグも同様です。「#メタマスク」としましょう。
メタマスクに関する投稿をするときは、十分に注意が必要です。
対策④:DMは基本、無視する

Twitterにはまだ危険がひそんでいます!
TwitterやチャットツールのDiscordなど、各種コミュニケーションツールに来るDM(ダイレクト・メール)を使った詐欺はとても多いです。
よくあるのは、詐欺師が実在のインフルエンサーの方の偽アカウントを作って、あなたにDMを送り付けてくる手法です。
たとえば過去には、以下のような事例がありました。
2枚の画像のうち、「左側がホンモノ」、「右側がニセモノ」です。

違いがわかりましたか?
Twittterアカウント(@~~~)にある「 _ 」(アンダーバー)の位置が異なるのです。
あなたがこの右側の偽アカウントから来たDMからリンクをクリックすると、偽サイトに誘導されたり、個人情報が盗まれたりするのです。
リンクをクリックするとウォレットに接続され、ウォレット情報を盗まれるケースがおおいようです。
ウォレット情報が盗まれると、中に入っている資産は全てとられてしまいます(泣)。
また、NFTの世界でよく行われる無料プレゼント(Giveaway)企画に見せかけた方法も、よく見られます。
詐欺の方法は同じで、プレゼント当選の連絡として送り付けたDMから、偽サイトへの誘導や個人情報取得を行うのです。
これらの詐欺から身を守るための対策方法は、とてもシンプルです。
「DMは基本、無視する」ことです。

基本的に「DMはすべて詐欺」と覚えておくと良いです!!!
TwitterでもDiscordでも、できればDMを閉じる(受信を停止する)設定にしておくのが望ましいです。
どうしてもDMが必要で受信停止できない方は、その都度しっかり送信元を確認して対応しましょう。

DM同様、Twitterのリプ欄(コメント返信欄)を通じて詐欺メッセージを送ってくるケースもあります!
注意しましょう。
なお、こういった偽サイトやアカウントを見つけたら、公式の運営者に「通報」しましょう。
それでもまた新しい詐欺サイトが登場する “いたちごっこ” となっているのが現実ですが、少しでも被害を無くすため、みんなで協力していきましょう!
どの分野・業界でも、詐欺師に狙われやすいのは「初心者」です。
詐欺師にとって「初心者」は、知識が乏しく詐欺に引っかかりやすい「いいカモ」だといえます。
「わたしは初心者です!」と名乗るのは、詐欺師にターゲットにしてくださいと言っているようなものです。
TwitterなどSNS上で初心者を名乗るのは、絶対にやめましょう。
対策⑤:MetaMask文言は翻訳する

続いては、MetaMaskの中にも詐欺が仕込まれる可能性があるという話です。

詐欺師はホントにどこにでもいます。
もう、嫌になってきますね…
MetaMaskを使った詐欺は、署名する際の文言が改ざんされているケースです。
MetaMaskでの署名は、契約書へのサインと同じです。
もし内容確認せずに署名して詐欺に引っ掛かってしまた場合、キャンセルはできません。
そのため、署名前に必ず「MetaMaskの文言を翻訳する」ことを徹底しましょう。

面倒ですが、やりましょう!
MetaMaskは英語表記のため、よくわからないまま何となくで使っている方もいると思います。
しかし万が一の詐欺被害を避けるため、面倒でもDeepLなどの翻訳サイトを利用して、メッセージの内容を十分に理解してから署名クリックをするようにしましょう。
対策⑥:Free WiFiを使わない
さいごは、通信環境に関することです。
外出先のホテルやカフェ、駅・空港などでFree WiFiを利用する場面があると思います。
このFree WiFiは、通信内容を盗まれる危険性があります。

世の中には無線通信の内容を搾取するソフトが存在し、なりすましのFree WiFi設置者が情報を抜き取ったり盗み見ることができてしまうのですね(汗)。

もし詐欺師にFree WiFiを通じてあなたのウォレット情報を盗まれたら、あなたの資産はすべてとられてしまいます。
ですから「ウォレットを接続するときは、Free WiFiは利用しない」ようにしましょう。
仮想通貨を管理するウォレットとは、お金を預けている銀行口座と同じです。
Free WiFiで不用意に銀行口座の暗証番号入力をすると詐欺に遭う危険があるのと同様に、仮想通貨ウォレットの接続は資産を失う危険性があるのです。
外出先でのウォレット接続時は、通信環境にも注意してください。

外出先では情報が保護される「VPN接続」を利用するなどして、身を守りましょう。
さいごに:ウォレットやPCを分けるともっと安心
ここまで見てきた通り、NFTの世界にはさまざまな詐欺手法があり、この全てから身を守るのはなかなか大変です。
さいごに、このNFTの世界で大切なあなたの資産(購入・制作したNFT作品)を守るのに有効な手段を紹介します。
それは、
- 日常使いと保管用のウォレットを分ける
- 閲覧用端末と売買用端末を分ける
という方法です。
■ウォレットを分ける
「ウォレットを分ける」とは、複数のウォレットアドレスを保有して、日常の売買用と保管用などの用途別に使い分けすることです。
高額な作品やお気に入りの作品は、保管用ウォレットに入れて別管理するのです。
こうすれば、万が一、日常用のウォレットが詐欺にあってアドレスを盗まれた場合でも、保管用ウォレットは無傷で済みます。
■接続する端末を分ける
「接続する端末を分ける」とは、NFT売買に使うPCやタブレット、スマホのデジタル端末(機械)を用途別に分けることです。
たとえば、NFT売買(取引)をするためにウォレットに接続するのはPCのみにする方法です。
この場合、タブレットやスマホでは、情報収集やOpenSeaアプリ内での作品閲覧など、ウォレット接続なしで出来ることだけに使います。
これにより、外出中にスマホ経由でウォレット情報が盗まれたり、小さな画面で誤操作やチェックミスをする可能性を下げられます。

大切な資産を守るためです。
ちょっと面倒ですが、万全を期したい方には推奨したい方法です。
以上、NFT取引をするときの代表的な詐欺・不正行為6つと、それぞれへの対策方法です。
この詐欺事例や対応策を知っておくだけで、かなりの確率で被害に遭うことを未然に防ぐことができるはずです!
できることから、少しずつでもやっていきましょう。
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